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慶応大

iPS細胞を使った脊髄損傷治療を承認

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った神経のもととなる細胞を脊髄(せきずい)損傷患者に移植し、機能改善を試みる慶応大チームの臨床研究計画について、同大は28日、学内の委員会が承認(27日付)したと発表した。チームを主導する同大医学部の岡野栄之(ひでゆき)教授(生理学)は「基礎研究を始めて20年。ようやく実際の治療のスタートラインに立った。着実に知見を積み重ね、患者に届けたい」と話した。

     承認を受け、チームは来月にも厚生労働省に実施申請し、早ければ来夏、移植を開始する。iPS細胞による脊髄損傷の治療は世界初となる。

     治療の対象は、スポーツ中のけがなどで脊髄を損傷し、運動機能や感覚が完全にまひした18歳以上の患者。けがから2~4週間で、神経のもとになる細胞を約200万個、注射で患部に移植して神経の再生を促す。リハビリも同時に行い、移植後約1年間、効果や安全性を確かめる。

     治療に先立ち、京都大で備蓄している他人のiPS細胞から神経のもととなる細胞を事前に作り、慶応大病院などで冷凍保存しておく。【荒木涼子】

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