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クラロワ

岡山の高校生プロゲーマーが世界に挑戦

ロラポロン選手

 モバイルゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)の公式リーグで高校生プロゲーマーが活躍している。プロチーム「PONOS Sports(ポノススポーツ)」に所属するROLAPORON(ロラポロン)選手(17)。岡山県の高校に通い、週末になると東京や海外での大会に出場する二重生活を送りながらチームに貢献し、日本一を勝ち取った。12月1日には日本代表として幕張メッセで行われる「世界一決定戦」に出場し、世界の強豪たちと対戦する。

 「息子さんをプロゲーマーに」。岡山のロラポロン選手の家にポノススポーツのスタッフがスカウトに訪れたのは今年8月。両親は息子がゲームにはまっている様子を家で見ていたが、どういうゲームをしているかまでは知らなかった。休日にたびたび「遊びに行く」といって泊まりがけで上京していたものの、ゲームの競技会に参加しているとは知らず、突然のスカウトの訪問に驚いた様子だったという。

 「まず安全なのか。その会社を信頼できるのか。東京に行っていきなり試合に出られるのか。すごく心配されました」という。スカウトは両親の心配事について、一つ一つ丁寧に説明して不安を解消。「どうせやるなら一番目指して。来年も続けられるように頑張れよ」。最後は納得した両親が出した唯一の条件は、「高校を卒業すること」だった。

 「クラロワリーグ アジア」には、日本からポノススポーツをはじめ4チーム、韓国から4チーム、台湾やインドネシアなど東南アジアから4チームの計12チームが参戦し、シーズン中はほぼ毎週金曜から日曜に試合がある。ロラポロン選手は第2シーズンが始まった8月後半から参戦し、月~木曜は学校、金~日曜は東京や海外で試合という二重生活が始まった。

 デビュー戦は引き分けて、チームは敗戦。「半端な気持ちで挑んだ。これではダメだなと思った」。臨機応変に戦える戦術の広さに加え、チームの流れさえ変えてしまう不思議なオーラのようなものまでまとったトッププレーヤーを目の当たりにし、いきなり意識改革を迫られた。

 長距離移動を伴う高校と競技の二重生活に音を上げそうな時に支えになったのが両親の言葉だった。必ずネットの動画中継で試合を観戦し、競技の前後には必ず携帯電話で「頑張って」「お疲れさま」と声をかけてくれるという。「当たり前なんですけど、うれしいですね」。

 世界一決定戦に両親は都合で来ることができない。しかし、「本気でやりたいなら全力でサポートしてくれる家庭です。自分も全力でやりたいです」と心に誓っている。【兵頭和行】

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