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西日本豪雨で23人が犠牲になった広島市が住民の避難行動などを検証する会議の3回目の会合が29日、西区であり、住民アンケートの結果が開示された。避難しなかった決め手となった理由では「被害に遭うとは思わなかった」が13・1%と最多で、「自分は安全」という意識が避難を妨げている実態が浮かんだ。【高山梓】
アンケートは土砂災害などの危険地域に住む1700人を対象に行い、858人から回答があった。うち実際に避難をしたのは約2割で、7割超が避難しなかった。
避難した人にその理由を尋ねると「雨の降り方などで身の危険を感じた」が24・2%と最も多く、「避難指示が発令された」は6・3%にとどまった。避難情報が必ずしも避難行動に結びついていないとみられる。また「地域住民から勧められたため避難した」(9・5%)との回答も3番目に多かった。
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