ずさんな審査で論文をインターネットに掲載し、掲載料を得る粗悪な学術誌「ハゲタカジャーナル」が増えている問題で、新潟大は、ハゲタカ誌への論文投稿を事実上禁止する学内指針「粗悪学術誌に対する方針」を定めた。掲載料支払先の明示の義務化を盛り込んでチェックするほか、研究者や学生向けの倫理教育の実施も求める。国内の大学で、ハゲタカ誌に対する具体策の明文化が明らかになるのは初めて。
毎日新聞が専門家の協力を得て、ハゲタカ誌を出しているとされる海外の出版社の327誌を調査したところ、日本からの論文は5076本あり、新潟大は大学別で4番目に多い102本だった。このため、新潟大が対策を検討していた。
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