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記者のこだわり

10代母、なぜこんな目に 全公判傍聴

居酒屋などが軒を連ねるJR新橋駅前の繁華街。事件はその一角で起きた=2018年11月30日、東京都港区新橋で中川聡子撮影

32歳男の傷害致死事件 記者が全公判を傍聴

 検察の求刑があった11月28日午前11時すぎ、東京地裁813号法廷。閉廷後、被告の男に被害者の叔母が駆け寄り、叫んだ。「生きて返してよっ」。刑務官に腰縄を引かれた男は、目もくれずに扉の向こうに消えた。東京・新橋のキャバクラ店で昨年夏、当時2歳の長女を育てながら働いていた19歳の少女が、店の関係者に暴行され死亡する事件があった。毎日新聞が事件を詳報すると反響を呼び、少女への同情と中傷が交錯した。あれから約1年半。動物病院の看護師を目指していたというシングルマザーはなぜこんな目に遭ったのか。事件の全公判を傍聴した。【中川聡子/統合デジタル取材センター、稲田佳代/生活報道部】

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