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第103回全国高校野球選手権

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球児の思い、幻にさせぬ 龍谷大平安、戦時下の「番外」甲子園熱演 「選手交代禁止」「球から逃げるな」

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1942年の「幻の甲子園」の開会式に臨む球児ら。スコアボードには「戦ひ抜かう大東亜戦」など戦意を高揚する横断幕が掲げられた=龍谷大平安高校提供
1942年の「幻の甲子園」の開会式に臨む球児ら。スコアボードには「戦ひ抜かう大東亜戦」など戦意を高揚する横断幕が掲げられた=龍谷大平安高校提供

 今夏の全国高校野球選手権大会で史上2校目の春夏通算100勝を達成した龍谷大平安高(京都市)。この戦績に含まれない勝利があった。太平洋戦争中の1942年、旧平安中が準優勝した「幻の甲子園」。野球部を引退した同校の3年生らが、戦争に翻弄(ほんろう)されながら野球に打ち込んだ球児の思いを演劇にして披露した。「幻にしていいのか」。生徒らは歴史を語り継ぐ決意を新たにしている。【中津川甫】

 「プレーボール」「英語やろ、あかん!」。11月21日、野球部OBの男子生徒たちが同学年の約200人を前に熱演した。当時の選手や審判に扮(ふん)し、「敵性語」を使えないもどかしさを表現。「どんな球も逃げてはならない」「控え選手との交代禁止」など戦場と同様の精神論を強いるルールが決められ、戦時色に染まる様子を描いた。

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