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時の在りか

北方領土なんて知らない=伊藤智永

日ソ国交回復交渉のためモスクワ空港に到着した(左から)鳩山一郎首相、若宮小太郎首相秘書官、1人挟んで河野一郎農相と出迎えのソ連・ブルガーニン首相=1956年10月12日(私家版「若宮小太郎二つの日記」より)

 北方領土交渉は長年、複雑な経緯をたどってきたが、2島返還での合意をめざす今の状況が生まれたのは2012年、プーチン露大統領と安倍晋三首相が、くしくも共に2度目の政権へ返り咲いたのがきっかけだった。

 仕切り直しに際し、プーチン氏が領土問題解決の意思を明かした印象的な場面がある。同年3月、再選確実な大統領選の3日前、モスクワでプーチン氏との代表記者会見に日本から唯一臨んだ当時朝日新聞主筆の若宮啓文氏が、歴史に残る名セリフを引き出した。

 「領土問題は勝つことを目指すより負けないことが大事だ。ヒキワケがよい。私が大統領に復帰したら、日露…

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