高齢の農業者がリタイアを決心する主な理由は、鳥獣被害に加え田んぼの草刈りだといわれる。「田んぼの見回りはつえを突いても行けるが、草刈りはそうはいかない」。先日、農林水産省・農業農村振興整備部会で島根県の現地調査に参加し、出雲市佐田町の中山間地農業を訪れた際、印象に残った言葉だ。
「未来サポートさだ」は八つの集落営農組織が連携し、地域農業の活性化を目的に6年前に設立された会社だ。高齢化、後継者不足という問題に対し、そばや大豆などの生産、野菜の集出荷に加えて、草刈りなどの受託を行っている。なかでも「後方支援」と「耕作放棄防止」を兼ねた「耕放支援隊」は、計90ヘクタールに及ぶ分…
この記事は有料記事です。
残り435文字(全文725文字)
毎時01分更新
小中学校で「臨時教員」への依存度が高まっている。文部科学省…
米国のバイデン新大統領が就任し、注目されるのが米中関係だ。…
仙台支局の記者からバトンを受け継ぎ、福島支局の記者が福島県…