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キャバクラ暴行死

傷害致死の経営者に懲役11年6月判決

事件が起きたキャバクラ店が入居していたビル。店は事件後すぐに退去したという=2018年11月30日、東京都港区新橋で中川聡子撮影

東京地裁「暴行の内容はかなり悪質性が高い」

 東京都港区新橋のキャバクラ店で昨年7月、従業員の与島稜菜(りょうな)さん(当時19歳)が顔を踏みつけられるなどの暴行を受け死亡した事件の裁判員裁判で、傷害致死罪に問われた店の経営者、伊藤英治郎被告(32)に、東京地裁(家令=かれい=和典裁判長)は30日、懲役11年6月(求刑・同12年)を言い渡した。

 判決によると伊藤被告は昨年7月4日夜、店で与島さんを殴り、顔を靴で複数回踏みつけるなどの暴行を加え、同10日に脳挫傷などで死亡させた。

 与島さんは当時2歳の娘を育てるシングルマザーで、経済的自立を目指し働いていた。伊藤被告は犯行時、多量の酒を飲んでおり、弁護側は「異常な酩酊状態で心神耗弱状態にあった」と主張した。だが、家令裁判長は「飲酒の影響で行動の抑制が利きにくくなった面はあるにせよ被告人の行動は一貫し、本来の性格や通常の心の動きで十分に説明できる」と完全責任能力を認定。「暴行の内容はかなり悪質性が高く、動機や経緯にくむべき事情はない。幼い子どもを懸命に育てようとしていた被害者を失った遺族が厳重な処罰を求めているのも当然だ」と指摘した。【中川聡子、稲田佳代】

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