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目をそらさないで

「学びやの死角」編/3 被害者両親 不安なお 「学校対応 不十分」

被害者の両親が取材に応じ、事件発覚後の苦悩などを語った=名古屋市で、加藤沙波撮影

 その担任は、娘の様子をベタ褒めするだけであっという間に面談を終えた。まるで「近所のお兄ちゃん」と接しているようだった。えこひいきしているんじゃないか、娘に悪い影響がないだろうか--。教員としての資質に疑念は感じていた。それだけに「気づけたのかもしれない」との後悔を、両親は抱き続けている。

 愛知県知立市の小学校で起きた元講師の男(31)による児童へのわいせつ事件で、当時小学2年だった被害女児の両親が取材に応じた。娘の被害は、元講師の逮捕後に警察から連絡を受けて知ったという。事件のことを娘に尋ねたのは一度だけ。最初こそ平静を装っていた娘だったが、父親が粘り強く問いかけるとせきを切ったように泣き出し、事実を打ち明けた。「『助けられなくてごめんね』としか言えなかった」。父親は声を詰まらせ、涙をぬぐった。

 事件から2年がたった今も、被害に遭った年の話は一切しない。風呂上がりに裸で体育座りをし、下半身を父…

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