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今週の本棚・新刊

『日中外交の黒衣六十年 三木親書を託された日本人の回想録』=南村志郎・著、川村範行ほか編

 (ゆいぽおと・1512円)

 1950年代から60年以上北京と日本を往来し、日中関係を見つめ続けているのが横浜市在住の南村志郎さん(89)だ。西園寺公望(きんもち)・元首相の孫の公一(きんかず)氏の秘書として周恩来首相らとの深い親交があった。これまでに日中交渉のパイプ役を務めたこともある。2人の元記者のインタビューに答える形で交渉の舞台裏や自らの歩み、日中関係への思いをまとめたのが本書だ。

 父親は満鉄社員で大連生まれの南村さんは、北京で終戦を迎えた。東京外大で中国語を学び、記者を経て商社…

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