- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

中国中西部の古都・西安にも開発の波は押し寄せ、中心部には高層ビルが林立する。その谷間にある空き地に仮設されたプレハブ住宅を今夏、パナソニック社長の津賀一宏(62)が訪れた。現地企業2社と組み、約6000万人にも達する中国の建設作業員が工期の長い現場でも快適に過ごせるように開発した住宅で、パナソニックのエアコンや断熱材などを組み込んだ。津賀は「プレハブとは思えない静けさと断熱性。落ち着く」と満足げだった。
「国境を超えて、さまざまなノウハウ、ネットワークを持つ企業と手を組む」。津賀は10月末の講演でこのように述べ、今年で創業100年を迎えたパナソニックに残る自前主義からの脱却を告げた。特に当局とのパイプの有無が許認可にも関わる中国では、進出して30年以上が経過したパナソニックでさえも「協業なくして、ビジネスはできない」(常務執行役員の伊東大三)。相手が有望ならば手を結んでいく。
この記事は有料記事です。
残り1595文字(全文1989文字)
あわせて読みたい
マイページでフォローする
スポニチのアクセスランキング
現在
昨日
1カ月