目をそらさないで

「学びやの死角」編/1 繰り返された、わいせつ事件 人気の先生に「裏の顔」 教育理念なく教え子標的

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 「早く教室行こうよ!」。休み時間が終わりに近づくと何人もの児童が職員室に駆けつけ、講師の男を囲んだ。彼の周りはいつも児童であふれ、ある校長は「これほど慕われる教員も珍しい」との印象を抱いたという。その裏で、複数の児童へのわいせつ行為が繰り返されていた。

 この元講師(31)は愛知県知立市の小学校に勤務していた2016~17年、自校の低学年児男女5人にわいせつ行為をしたとして、計5回逮捕された。懲戒免職となり、今年4月に懲役4年の判決を受けた。埼玉県の小学校教諭時代に児童ポルノの愛好家から入手したとされる子どもの裸の画像をメールで送ったとして逮捕されたが、事件後に名前を変え、知立市で非正規の講師として採用されていた。

 どんな教員だったのか。裁判を傍聴した同僚記者によると、どこにでもいそうな若者に見えたという。事件の性質上、被害のあった学校名は公表されておらず、文字通り取材は一から始まった。

この記事は有料記事です。

残り1328文字(全文1727文字)

あわせて読みたい

注目の特集