メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

見上げてごらん

人ごとではない=永山悦子

 とうとう起きてしまったのか--。そんな思いに駆られたのは、「中国の研究者が『ゲノム編集を施した受精卵から双子の赤ちゃんが生まれた』と主張している」というニュースを読んだからだ。ゲノム編集は「生物の遺伝子を人為的に改変する技術」。中国の事例は、エイズウイルスを持つ親からの感染防止が目的とされる。

 思い出したのが、2002年に起きた「クローン人間騒動」だ。イタリア人医師や新興宗教団体が相次いでクローン人間の妊娠や出産を発表した。結局、その真偽は明らかにならなかったが、そのときの「人ごとではない」という切迫感は今回より薄かったように思う。日本にはクローン人間作りを禁じる法律があり、少なくとも日本で実施される恐れは(法律を守れば)低かったためだ。

 けれども、ゲノム編集に関する法律は、日本にはない。妊娠や出産にかかわる生殖補助医療に関する法律もな…

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 池袋暴走 ハンドルほぼ操作せず 87歳男性パニックか
  2. 池袋暴走、ドラレコに音声 87歳男性「あー、どうしたんだろう」同乗の妻の問いに
  3. 校長のセクハラ告発女子生徒、焼き殺される 「自殺に見せかけるよう」校長自身が指示 バングラデシュ
  4. 池袋暴走事故 亡くなった松永さん親族ぼうぜん「だまされているような」
  5. AAAリーダーを暴行容疑で逮捕 「飲みに行こう」と誘うも断られ平手打ち

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです