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人ふでがき

「米俵マラソン」の発案者 酒井裕司さん(43)=飯島町 /長野

 「張り切って走りましょう」とスタート前に行き会うランナーに笑顔で声をかける。6回目を迎え、飯島町の一大行事となった「米俵マラソン」の発案者として、参加者が背負う数百の米俵を手作りで準備する。自分の作った米俵を背に楽しそうに走るランナーを見るのが何よりうれしい。

 米俵マラソンの話題が知人を通じて日本相撲協会に伝わり、今年6月、大相撲九州場所(11月)の本場所の土俵や場所前の巡業や各部屋の土俵で使う1000を超える「こも」の製作を依頼された。巡業や場所に間に合うよう作れるか不安はあったが、伊那谷のわらが国技に関わる千載一遇のチャンスと引き受け、9人の仲間と励まし合って期日までに納めた。「追い込まれても頑張れるのは祖父の影響です」と笑う。

 祖父からは「何とか生きて帰ってやる」と戦争を生き延びた苦労話を度々聞かされ、過酷な状況でも生き抜く力を身につけたいと思った。大学では探検部に入り、真冬の川下り、ロッククライミングなどで自分を試した。大学2年の時には自転車で米国横断の約6000キロ、翌年にはインドで約1800キロを走破した。インドでは暑さで体調を崩すなど何度も挫折しかけたが、たどり着いた小さな食堂でご飯のおいしさに感動。大学卒業後…

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