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勤務先の幼稚園で子どもたちを見守る加藤とみ子さん=茨城県取手市で

 52年前、信州の高校を卒業して東京都内の個人病院に就職した。仕事に慣れたころ、自分の生き方について「これでいいのか」と真剣に考えた。電話帳をめくっていると保育の学校の生徒募集の記事が目に留まり、受験。資格が取れたとき、「一生、保育の道を進もう」と決心した。<9月27日東京本社版掲載「一冊の電話帳」>

 茨城県取手市の加藤とみ子さん(70)は18歳のころ、眼科医院で朝早くから夜遅くまで、院長夫人に怒られながら働いていた。医院の2階、同じ年の女の子2人との相部屋で、一人寝転びながら電話帳を何の気なしにめくっていたとき。目に入ったのが保育の専門学校の広告だった。

 「当時は、大学に進学するのはよほどのお金持ちで、親や教師が勧める仕事をするのが当たり前、という環境だったから特に気にしていなかったけれど、本当は保育の仕事がしたかったの」。決断は早かった。1年間働いてためた資金を入学金に充てて専門学校に入学。日中は保育園で働きながら夜間の授業に通い、ピアノの練習のため朝早く保育園に向かった。

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