メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

障害者の読書支援 超党派議連、バリアフリー法の骨子案まとめる

 視覚障害者らが読書をより楽しめるよう、国や自治体の責務などを定めた「障害者読書環境整備推進法(読書バリアフリー法)」の骨子案を、超党派で作る「障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟」(会長・衛藤晟一首相補佐官)がまとめた。来年の通常国会への法案提出を目指す。

     本や雑誌の大半は紙の印刷物で、視覚障害や読字障害、手足の障害などがあると利用が難しい。国会図書館は約1200万点の資料を収蔵するが、障害者用の本や雑誌はこのうち約3万6000点しかない。点字図書館やボランティア団体が本を朗読して自前の録音図書を作ったり、IT端末を使って電子データ化に取り組んだりしているものの、労力がかかり、点数は限られているのが実情だ。

     読書バリアフリー法案は、障害者の読書環境の整備を国や自治体の責務と明記。基本計画を策定し、国、出版社、障害者団体、国会図書館などが参加する協議会を設置して施策を協議するとした。具体策としては、障害者のIT端末購入を支援して講習会で使い方を指導することや、出版社が電子データを点字図書館や障害者個人に提供する取り組みの促進などを挙げた。

     また、公立や大学図書館で障害者向けのサービスを充実させるよう求めた。【原田啓之】

    読書バリアフリー法案骨子のポイント

    ▽国に障害者の読書環境整備を推進する基本計画策定を義務付ける

    ▽国や自治体に、読書に利用できるIT端末購入の支援や、出版社からの電子データ提供促進を求める

    ▽図書館で障害者が利用しやすい図書やサービスを充実させる

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 麻生財務相の言いたい放題、なぜ許される 批判の声と許容の声
    2. 盗難の松本清張全集、ファン寄贈 北九州の図書館、書棚に戻る
    3. 「女子はコミュ力が高いが20歳過ぎれば差がなくなるので男子を補正」 順天堂不適切入試
    4. タイヤチェーン 大雪時に装着義務、今冬から13区間で 「夏タイヤ規制が先」の声も
    5. 特集ワイド 道徳教材、透ける「押し付け」 中学教科書、開いてみると…

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです