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漆黒を照らす

/71 ノーベル平和賞ナディアさんの故郷で まだ何も終わっていない /大阪

ノーベル平和賞に選ばれたナディアさんの家。ISが襲撃、破壊した日のままだった=イラク北西部コジョ村で2018年10月、玉村英子さん撮影

 ノーベル賞委員会(ノルウェー)は、今年の平和賞を2人に授与すると発表した。うち一人が、ヤズディ教徒女性のナディア・ムラドさん(25)だ。彼女は過激派組織「イスラム国」(IS)による性暴力を告発する活動を続けてきた。

 ヤズディ教はゾロアスター教などの影響を受け、おもにイラク北部に60万人ほどが暮らしてきた。迫害の歴史を歩んできた少数宗教に再び悲劇が降りかかる。2014年8月、ISはヤズディ教徒が暮らすシンジャル一帯を襲撃。男性住民を殺害したうえ、女性や子どもは「奴隷」とし、IS支配地域に移送した。戦闘員は、女性を強制結婚の名のもとにレイプした。ナディアさんもその一人で脱出後、過酷な体験を自ら告白し、ISの非道さを訴えてきた。

 今年10月、私はシンジャル南西にあるナディアさんの故郷コジョ村に入った。ISが支配していたが、昨年…

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