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たしなみの文化考

/19 作家・難波利三さんの陶芸 手作りゆえの「確かさ」を

「土をいろうている時は童心に帰る」と語りロクロを回す作家の難波利三さん=大阪市平野区で、大西達也撮影

 <くらしナビ・カルチャー>

 大阪の街のにおいや色、うごめく庶民の暮らしを小説にしてきた作家、難波利三さん(82)が陶芸にいそしむようになって十余年。「土をいろうて(こねて)る時の手触りがたまらない。今も童心に帰るのだから不思議なもんです」

 街の木々もすっかり色づいた先月下旬、大阪市平野区にある文化施設「大阪市立クラフトパーク」に、トレードマークである黒のベレー帽をかぶった難波さんが現れた。あいさつもそこそこに2階の「陶芸工房」(約240平方メートル)へ向かった。

 広い工房ではこの日、生徒15人が思い思いに手を動かしていた。難波さんは、陶芸工房指導員の北浜稚佳子さんや教室の仲間と笑顔を交わす。青いエプロンを着け、粘土500グラムを購入。「茶器やつぼの類いが好きですが、この分量は茶器一つ作るのにちょうどいい」。そういいながら土をこね始めた。

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