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「ネットで110番」知って 聴覚・言語障害者や監禁時にも通報可 長崎県警

ネットで110番通報が入ると、県警通信司令室につながり、やりとりがスクリーンに映し出される=長崎市尾上町で2018年11月6日、今野悠貴撮影

 スマートフォンなどの画面を操作して110番できる「メール110番」を長崎県警が運用している。電話でのやり取りが困難な聴覚・言語障害者だけでなく、監禁されるなどして声を出せない状況でも緊急通報ができる。来春には警察庁が全国統一のシステムを導入予定で、県警が周知に努めている。【今野悠貴】

 先月6日、長崎市の県警本部で体験会があり、聴覚障害者ら約50人が参加した。不審者が出たとの想定で参加者の一人、高木道一さん(72)がスマホでシステムにアクセスすると、通信司令室の大画面に110番を受け付ける表示が出た。県警の担当者は「何かありましたか」「不審者はいくつくらいの男、女?」など文章で質問しながら現場の状況を把握し、不審者の写真も送信した高木さんは「送ったものがすぐに届いて安心できた」と話した。

 「メール110番」(http://nagasaki?police110.jp/)は、(1)スマホなどでアクセスし、事件か事故かを選択(2)発生場所や事案の内容を入力して送信(3)チャット形式で担当者とやり取り――が利用の流れ。使っている端末のGPS機能を有効にすれば、発信位置を特定できる場合もある。県警は2004年にシステムを導入し、今年1月から、それまで「ガラケー」と呼ばれる従来型の携帯電話のみだった対応を拡充した。

 本田哲祥・通信司令課長は「聴覚・言語障害者の他、監禁事件や事故で胸を圧迫されて話せない人などの通報も想定している」とする。だが拡充後の通報件数は2件と、知名度は上がっていない。スマホ操作に不慣れな高齢者からは、不安の声もあった。国も来春以降、アプリを使った通報システム導入を決めている(県警の従来システムも利用可)。県警の担当者は「練習モードもあるので、まずはページを開いてほしい」と呼びかけている。

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