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記者の目

自然災害と外国人支援 誰もが分かる情報で=蒲原明佳(大阪社会部)

関西国際空港で一夜を過ごした人たち。外国人客への情報提供が大きな課題となった=9月5日、小松雄介撮影

 9月4日に来襲した台風21号は、西日本の「空の玄関口」である関西国際空港を一時孤立させ、同21日の再開まで17日間を要したことで外国人の訪日旅行(インバウンド)に沸く関西の観光や物流には大打撃となった。この災害を外国人への支援という側面から考えたい。政府は「2020年にインバウンド4000万人」を掲げ、外国人労働者の受け入れ拡大も目指すが、自然災害になじみのない文化圏から来る人は大勢いる。言葉や文化の壁を超えて対策を立てる必要がある。

 私はその日、関空内にある支局にいた。空港は台風通過を待つ客で混雑していた。私の備えはお菓子と水筒のお茶だけ。強風が気になり滑走路を見に行くと、押し寄せる高波で海のようだった。会社との電話も途切れがちとなり、「まずい」と焦った。

 関空の2本ある滑走路は1本が冠水。対岸との連絡橋は強風で流されたタンカーの衝突で損傷し、旅客ら約8000人が取り残された。配電設備への浸水で広範囲に停電し、空調も館内放送も使えなくなった。空港機能は停止し、海上空港のリスクを身をもって体験することになった。

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