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車両にラッピング広告の「0円タクシー」 DeNAがアプリで配車サービス 期間限定50台

「0円タクシー」を紹介するDeNAの中島宏オートモーティブ事業本部長(左)=東京都目黒区で2018年12月5日午後2時38分、今村茜撮影

 IT大手のディー・エヌ・エー(DeNA)は5日、車両にラッピング広告を施し乗客の利用料金を無料にする「0円タクシー」の配車サービスを東京都内で開始した。31日までの期間限定で50台を走行させる。スマートフォンの専用アプリを使ってタクシーを呼ぶ「タクシー配車アプリ」で新たな需要を掘り起こす。【今村茜】

     この日東京都内で開かれた記者会見で、DeNAの中島宏オートモーティブ事業本部長は「今までのタクシーは事業者と乗客を結びつける2者のマッチング。企業を加えた3者を結びつけるビジネスモデルの革新で新しい移動体験を提供する」と意気込んだ。広告主とDeNAが運賃や人件費を含めた定額料金を負担、車体のラッピングや車内に設置されたタブレット端末でのCM視聴で商品をPRする。タクシー事業者には歩合制ではなく定額料金が支払われるため、安定的収益となる。

     第1弾は日清食品のカップ麺「どん兵衛」をテーマにした「どん兵衛タクシー」。DeNAのアプリでのみ配車依頼が可能。31日まで各日午前7時~午後10時、都内23区の運行が無料になる。タクシー運賃は法律で定められているが、広告主やDeNAが負担することで無料化が可能になった。

     タクシー配車アプリは、トヨタ自動車などが出資する日本交通系のジャパンタクシーが配車可能台数7万台で先行。ソニーもタクシー大手と配車アプリの新会社を今春に設立するなど参入が相次いでいる。背景には世界的に広がるライドシェアサービスへのタクシー業界の危機感がある。日本ではライドシェアが法律で認められず、米ライドシェア大手のウーバーや中国ライドシェア大手の滴滴出行はタクシー配車サービスに特化して普及を推進している。

     自動車産業に詳しいコンサルティング会社、ローランド・ベルガーの貝瀬斉氏は「各タクシー会社が構築していた配車システムを統合したジャパンタクシーは規模の優位性がある」と指摘。一方で、新興サービスも「安さや車の清潔さなど乗客の好みにあわせ提供する車で差別化ができる」と分析。「きめ細かいサービス提供には、ネット通販など異業種とのデータ連携も必要。異業種連携が加速する」と語る。

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