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ライバル和歌山がミカン支援 豪雨被害の愛媛に

プロジェクトの樫原正都代表(右)とメンバーの井上信太郎さん。井上さんも湯浅町でミカン農家を営む=樫原さん提供

 7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた愛媛県宇和島市のミカン農家を支援しようと、和歌山県のミカン農家が、ネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。安値でしか取引されない規格外のミカンを「応援価格」で買い取って農家を支える。和歌山県のミカン農家も9月の台風21号で被害を受けたが、同じ全国有数の産地として「友情応援」を決めた。

 愛媛県などによると、宇和島市の農作物被害は11月時点で28億4200万円に上り、その多くがミカンだという。今年は豊作が期待できる「表年」だったが、豪雨の影響で病害虫が発生。農道が崩れて摘果作業も遅れたため、規格外品が増え、収入減への懸念が広がっている。

 ミカンの収穫量(2017年)は和歌山県が14万4200トンで第1位、愛媛県が12万300トンで第2位。「ライバル」の苦境を救おうと和歌山県湯浅町のミカン農家、樫原正都(まさと)さん(29)、井上信太郎さん(27)ら4人が立ち上がった。町内で昨年開かれた「日本みかんサミット」で宇和島市の農家と交流した縁もあり、「何とか力になりたい」と思うようになったという。

 支援方法を検討していた9月には、台風21号により和歌山県内でもミカンに9億円あまりの被害が出た。樫原さんの農園でもミカンの木が折れるなどしたが、10月上旬に訪れた宇和島市で土砂崩れのため山肌があらわになった農園を目の当たりにし、決意を新たにした。

 CFは1口3000円からで、総額500万円を目標に12月27日まで受け付ける。集まった資金でJAを通じて宇和島市の農家から、規格外のミカンを相場より高い価格で購入。同市の農産物加工会社「愛工房」で果汁100%のジュースに加工し、寄付した人にプレゼントする。

 樫原さんは「微力ながら被害を受けた農家の回復を応援できればうれしい。規格外でもおいしいミカンを味わってほしい」と話している。

 CFは専用サイト(https://camp―fire.jp/projects/view/92785)から。【木原真希】

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