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北海道地震、液状化2900カ所超 厚真や札幌など15市町

北海道胆振東部地震の液状化地点

 北海道胆振(いぶり)地方を震源とする9月の地震から6日で3カ月。厚真(あつま)町や札幌市など道内15市町に及ぶ2900地点以上で液状化現象が発生していたとの調査結果を、防災科学技術研究所のチームがまとめた。一帯は揺れやすい地盤が広がっているため、地震の規模に比べて発生地点が多くなった。中でも人工造成地の被害が目立った。

     防災科研の先名(せんな)重樹・主幹研究員らのチームは、国土地理院や測量会社が撮影した地表の航空写真などから、液状化で地下から砂や水が噴き出したとみられる地点を抽出。現地調査も実施し、今月5日までに2933地点を確認した。

     特に多いのは、震源付近の厚真町(919地点)や安平(あびら)町(512地点)、むかわ町(387地点)など。厚真町は大規模な土砂崩れで覆われた地点もあり、実際はさらに多いとみられる。また、札幌市(370地点)のほか、石狩市(58地点)と小樽市(4地点)では、震源から北西に約80キロ離れた地域でも見つかった。

     液状化が多発した平野部は石狩低地帯と呼ばれる。周辺の地層は、比較的軟らかい堆積(たいせき)層が地下深くまで広がり、液状化が発生しやすい震度5強以上の揺れが広範囲で起こったと推定される。

     液状化の多くは、太陽光発電パネルの設置場所など人工造成地で見られた。石狩市では液状化や地割れで経営破綻に追い込まれたゴルフ場もあった。被害が際立った札幌市清田区の住宅地も、谷筋を埋めた造成地だった。

     液状化が確認された場所は今後、地盤の揺れやすさなどが250メートル四方で調べられる防災科研のウェブサイト「地震ハザードステーション」に反映する。先名研究員は「揺れの程度は同じでも、人工造成地は自然地盤と比べて液状化しやすい傾向がみられた。造成地における地盤改良の重要性が改めて示された」と指摘している。【池田知広】

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