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メルケル党首の後任選出へ 独CDU党大会

メルケル独首相=AP

 【ベルリン中西啓介】メルケル独首相の国政最大与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党大会が7日、独北部ハンブルクで開幕する。同日午後にはメルケル氏に代わる新党首が選出される見通し。選挙戦はメルケル氏の後継と目されるクランプカレンバウアー党幹事長と、ベテランと若手の保守派2人が三つどもえで争う構図。メルケル氏が政権禅譲に向けた「第一関門」を突破できるか注目される。

     メルケル氏は10月末、相次ぐ地方議会選敗退の責任を取り、党首選立候補断念と2021年の首相任期末での政界引退を表明した。直後に、メルケル氏が自身に次ぐ2人目の女性幹事長に登用したクランプカレンバウアー氏と、難民政策でメルケル氏を批判してきた若手のシュパーン保健相が党首選への立候補を表明。さらに元党連邦議会会派代表で経済・財政通のメルツ氏が立候補した。

     クランプカレンバウアー氏は西部ザールラント州元首相として行政経験があり、女性や労働者の支援など中道路線を取る。一方、メルツ氏は02年、党首だったメルケル氏の意向で党会派代表職をメルケル氏に明け渡した「遺恨」があり、党内では反メルケルの実力者とみなされている。シュパーン氏の支持は低迷しているため、首相の後継者としてのクランプカレンバウアー氏と反メルケルのベテラン、メルツ氏が競り合う形になりそうだ。

     先月30日のベルリンでの演説会で、メルツ氏は「メルケル氏とももちろんうまくやっていける」と余裕をのぞかせ、個別演説でもひときわ大きな拍手を得た。クランプカレンバウアー氏は「国民の権利だけでなく義務も大事だ」と述べ、メルケル氏より保守的な主張で男性票の掘り起こしを図った。シュパーン氏は、メルケル流のリベラル路線を見直す考えを示した。

     党大会では約1000人の代表団が新党首を選出する。保守派の重鎮ショイブレ連邦議会議長が終盤になってメルツ氏支持を表明しており、開票まで情勢は不透明だ。保守派のメルツ氏やシュパーン氏が選ばれれば、連立を組む国政第2党の中道左派・社会民主党内部で政権離脱を求める党内左派の圧力が強まる。一方で、クランプカレンバウアー氏が選出されれば、首相後継が明確化されることになる。

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