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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/125 第三話 同行二人=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

 だから、箱根道の下りの終わりを示す錦田の一里塚から三島大社までのあいだには、旅人のための休み所がある。上方側から箱根の関所を目指す旅人には、ここらが足ごしらえの起点になるから、草鞋(わらじ)や携帯用の薬、笠や蓑、提灯(みの ちょうちん)に水筒、峠越えに要りそうなものを揃(そろ)えた万屋(よろずや)が一軒と、茶屋が三軒。幟(のぼり)を立て、日よけを巡らせている。

 むろん、走り飛脚の亀一には用のないところだ。いつも足取りを変えずに走り抜けるだけなのだが、今日は違…

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