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コピーやデジカメが当たり前の時代に、国会では野党議員が2週間かけて約2900枚の紙を手で書き写させられた。法務省が開示した外国人技能実習生の「聴取票」である。野党からは「審議妨害だ」との声が上がり、情報公開法との関係でも矛盾をはらむ。【和田浩幸、佐藤丈一、小田中大】
立憲民主党の尾辻かな子衆院議員は11月26日午後、国会内の衆院法務委員長室に並べられた聴取票をボールペンで転写した。法務省と衆院事務局の職員が見守る中、尾辻氏ら立憲5人、国民民主党2人の議員がテーブルを囲んで黙々と作業を続けた。「審議の妨害をしているとしか思えない」と尾辻氏は言う。
国民民主党の玉木雄一郎代表も「いじめだ。けんしょう炎になりつつある」と憤った。
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