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拘束のファーウェイCFOは立志伝中の経済人

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 【北京・浦松丈二、赤間清広】カナダ司法当局に拘束された中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)は、「同社創業者の実娘であることを長年伏せて、実力で役員まで昇進した」と語られる立志伝中の経済人として有名。中国のネット上には「人質を取り返せ」などと同情するトーンの書き込みが広がっている。

     孟氏は米国の要請でカナダ・バンクーバーで1日に拘束され、米当局から身柄引き渡しを求められている。7日に保釈聴聞会が予定されており、中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長は7日の記者会見で「拘束理由を明らかにし、ただちに釈放すべきだ」と反発している。

     孟氏は1972年生まれ。92年に大学を卒業後、1年間、国有銀行大手「建設銀行」で勤務しファーウェイに入社。秘書として商品リストの打ち込みや営業サポートなどを経験した。97年から1年半休職し、華中理工大学で会計学を学び、その後は社内の財務部門で昇進した。

     同社の創業者、任正非氏(74)の長女であることを明かしたのは2011年の役員就任時。13年1月には初めて中国メディアの取材を受け、家族関係を明かした。当時の中国紙、21世紀経済報道(電子版)によると、孟氏は16歳の時に父親から母親の姓に改姓。夫との間に1男1女。本人は明かしていないが、改姓は両親の離婚が原因といわれている。

     消息筋によると、孟氏の母方の祖父は中国建国時の軍幹部で、四川省副省長を務めた孟東波氏。軍の技師から会社を起こした娘婿である任氏の力になったといわれる。

     任氏は同族からの後継起用を否定し、11年には3人の取締役が半年ごとに最高経営責任者(CEO)を務める「輪番制」を導入。輪番CEOは同族以外から起用されており、この中から後継が選ばれるとの見方もあるが、実子である孟氏が今年3月に副会長に就任したことで、後継有力候補と目されるようになった。13年に取材を受けた際に孟氏は「任氏のワンマン経営」との批判に対し「ファーウェイをガラス張りにしていく」と意気込みを語っていた。

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