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代替フロン類 環境省が海外回収を支援 タイで来年から

 【カトウィツェ(ポーランド)五十嵐和大】地球温暖化を引き起こす温室効果が二酸化炭素(CO2)の1000倍以上となる種類が多い冷媒用の代替フロン類について、環境省は海外での回収や無害化の技術支援に乗り出す。来年からタイで事業を開始予定で、低炭素技術を海外に導入し、温室効果ガスの排出削減量の一部を日本の削減分にカウントする「2国間クレジット制度」(JCM)の適用を目指す。

 フロン類はオゾン層破壊の原因物質として問題視され、1980年代以降はオゾン層を破壊しない代替物質への置き換えが進んだ。しかし代替フロンの一種、ハイドロフルオロカーボン(HFC)では、温室効果がCO2の1万倍以上に達するものもある。代替フロンは日本では廃棄されたエアコンや冷蔵庫から回収されるが、途上国などでは回収されずに排出されているという。代替フロンの温室効果は国際社会でも問題視され、オゾン層保護の国際ルール・モントリオール議定書が改正されてHFCが生産などの規制対象となったほか2015年に採択されたパリ協定でもその削減は大きな課題となっている。

 日本は使用済み代替フロンの回収・無害化で高い技術を持つ。環境省は日本の処理業者に委託し、まずはタイ・バンコク周辺で使われたカーエアコンなどからHFCなどを回収、地元の廃棄物焼却施設で燃やして無害化する準備を進めている。年間の排出削減量はCO2に換算して12トン以上と想定。削減量は必ずしも大きくはないが、同省は「日本の技術で積極的に海外に貢献したい」と国際協力の象徴的な事業に位置付ける方針。ベトナムからも支援の要請があり、協議中だ。

 支援は、ポーランドで開催中の国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)で原田義昭環境相が表明する。

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