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世界初メガマウス全身骨格 7日から一般公開 千葉の水族館

お披露目されたメガマウスの骨格標本と仲谷名誉教授=鴨川シーワールドで6日、中島章隆撮影

 昨年5月、千葉県館山市沖で見つかった「幻のサメ」と呼ばれる「メガマウス」の全身骨格標本の作製に国内の研究者と企業が世界で初めて成功し、同県鴨川市の水族館、鴨川シーワールドで6日、報道陣に披露された。7日から同館で一般公開される。

     メガマウスは最大で体長7メートルに及ぶ希少な大型サメで、捕獲記録は世界で135例、国内では23例しかない。メガマウスの骨は水分を多く含んだ軟骨でできているため、標本に残すことが難しいとされていた。

     今回標本にされた個体は昨年5月、館山・洲崎沖の定置網で見つかった。保護される前に死んだが、冷凍保存され、今年2月に国内のサメ研究第一人者の仲谷一宏・北海道大名誉教授により解剖された。体長5・4メートル、体重1・2トンのメスと判明し、初の標本化に向けて動き出した。

     軟骨の固形化は、東日本大震災の復興のシンボルとなっている岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」再生事業に加わった吉田生物研究所(本社・京都市)が担当した。組織内の水分を炭素数の多いアルコールに置き換えていく2段階の「プラスティネーション」加工により、世界で初めて全身骨格作りに成功した。

     お披露目式では、仲谷名誉教授が大型サメの標本化や卵殻の発見など4点が世界初と成果を強調。同研究所の吉田浩一取締役が技術的な解説をし、勝俣浩館長は「学術的に価値の高い標本を多くの人に見ていただきたい」と話した。8日午後0時半から仲谷名誉教授の特別講演も同館で行われる。【中島章隆】

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