「戦争は死ぬまで地獄」90歳を過ぎ語り始めた元大和乗組員

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レイテ沖海戦について語る貞森幹男さん=広島県世羅町の自宅で、2018年12月5日午後3時24分、隈元悠太撮影
レイテ沖海戦について語る貞森幹男さん=広島県世羅町の自宅で、2018年12月5日午後3時24分、隈元悠太撮影

 太平洋戦争の開戦から8日で77年。戦艦「大和」に工作兵として乗り、「史上最大の海戦」と言われる1944年10月のフィリピン・レイテ沖海戦を経験した貞森幹男さん(91)=広島県世羅町=は「戦争は死ぬまで心に地獄を残す」と静かに語る。90歳を超え、講演会などで「地獄」を伝え始めた。犠牲者を忘れないことが供養になるとの思いを込めて。

 大和に「戦闘配置」の号令がかかったのは44年10月23日未明だった。17歳だった貞森さんは、艦載機や戦闘で破損した船体、電気施設の修復、火災の消火などが任務。その後、艦内部の小部屋に3人で待機していると、主砲の砲撃音で戦闘が始まった。高角砲や機銃の銃声が響き渡る中、「にぎやかじゃなあ」と悠長に構えていたという。

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