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「点字に親しんで」 仕組み伝えるマンガに当事者ら期待

「点字にチャレンジ!」の表紙=日本点字図書館ホームページからダウンロード

 日本点字図書館(東京都新宿区)が制作して公開している点字の仕組みを伝えるマンガに、当事者や関係者が期待を寄せている。点字は公共施設や日用品などさまざまな場所で使われているが、誤った表記があるなど理解が広がっていないためだ。図書館は「マンガを通じて点字に親しむことで、点字の信頼性向上にもつながるのではないか」としている。

     マンガのタイトルは「点字にチャレンジ! マンガでおぼえる点字のしくみ」。目が不自由な同級生の女の子にぶつかってしまった男の子が、点字に詳しい妖精に教えてもらいながら、謝罪の手紙を書くというストーリーだ。男の子が点字を教わる過程を通じて、点字の初歩が身につく内容となっている。

     点字は縦3点、横2点の計6点の組み合わせで作られており、エレベーターや駅の券売機などのほか、缶ビールなど多くの場所で触れることができる。現在は点字ソフトの開発などで電子データ化され、繰り返し修正や編集ができ、小さな媒体に記録して持ち歩けるなど、点字を利用しやすくなった。

     近年ではパソコンやスマートフォンなどの画面上の文字を音声で読み上げるソフトもある。しかし、長年点字を使ってきた福岡市中央区に住む全盲の福井康雄さん(83)は「自分で書いて確認できるのは点字。点字の方が早く読める」と話す。

     一方で、点字への無理解から街中でも誤った表記は少なくない。福岡県春日市のJR春日駅では階段の手すりに付けられた点字が逆向きだったり、鹿児島市が設置した観光スポット「維新ふるさとの道」の点字案内板には誤字や脱字があったりした。福井さんは「点字は正しく表記してほしい」とも願う。

     日本点字図書館の長岡英司館長は、小学校時代から点字に触れて関心を持つことで、公共施設などの点字の誤りなどが少しでも減ることを期待する。長岡館長は「子どものころに習ったことが意識に残っていれば、点字の間違いがないようにしようということにつながる」とマンガの利用を呼びかけている。

     マンガは図書館ホームページから無料でダウンロードできる。問い合わせは、日本点字図書館総務課(03・3209・0241)。【杣谷健太】

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