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「タイガースのお世話に」西勇輝投手が表明 4年総額10億円、背番号は「16」

西勇輝投手の入団が決まり、記者の質問に答える阪神の矢野燿大監督=大阪市内のホテルで2018年12月7日午後、大西達也撮影

 オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使した西勇輝投手(28)が7日、阪神への移籍を表明した。同日、阪神と大阪市内で矢野燿大監督も同席し3度目の交渉を行った後、「タイガースにお世話になる。(生活)環境を変えたくなかった」と移籍理由を語った。契約は4年総額10億円で、背番号は「16」に決まった。

     阪神のほか、ソフトバンクが名乗りを上げ、オリックスも残留交渉を続けていたが、住み慣れた関西圏に本拠地があることが決め手になった。

     西は三重・菰野高からドラフト3位で2009年にオリックス入団。14年に自己最多の12勝(10敗)を挙げるなど2桁勝利を5度マーク。今季は10勝13敗で、通算成績は登板209試合で74勝65敗1セーブ、防御率3・30。12年に無安打無得点試合を達成した。(金額は推定)【田中将隆】

    西の加入、阪神は柱となる先発投手を確保

     西の加入で、阪神は柱となる先発投手を確保できた。今季は先発陣が安定感を欠き、エースのメッセンジャーは球宴までに9勝したが、その後2勝と失速。昨年12勝した秋山は5勝止まりで藤浪も復活にはほど遠く、5度の2桁勝利を挙げた西の実績は心強い。西も「チームの勝利に貢献できるように1イニングでも長く投げたい」と先発投手陣を引っ張る意気込みを示した。

     小野や才木ら若手への好影響も大きい。2015年プレミア12で日本代表のコーチと選手の関係で接した矢野監督は「緩急やコーナーワークを駆使して投げるのが強み。こういうふうにしたら抑えられるというお手本になってくれる」と、新たな役割にも期待を寄せた。

     一方、オリックスは主力選手の流出が相次いだ。西に加え、通算120勝の金子も日本ハムに移籍。今年12球団トップの防御率3・69をマークしたチームにとって、長年支えてきた両先発右腕を失ったことは痛手だ。

     中島の退団や小谷野の引退で来季はベテラン野手もおらず、現在の補強は新外国人内野手のみ。若手台頭のチャンスとも言えるが、4年連続Bクラスからの脱出に向けたチーム再建の道筋は不透明だ。【村社拓信、長田舞子】

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