会員限定有料記事
大きな方針に関わり現場を楽しむ
私の課長補佐時代は、経済企画庁調査局内国調査第一課の次席補佐から始まりました。同課は経済白書や月例経済報告を手がける憧れの部署でした。経済白書は補佐が執筆し、課長が全体を統括します。尊敬する官庁エコノミストの課長から指導を受けながら、担当者と一緒に分析を重ねました。想定した結果が出ずにガッカリしたり、試行錯誤の連続でした。他省庁から出向してきた、同年次の男性のツワモノの係長に、しばしばやり込められたことは今でもよく覚えています。
次の国民生活局消費者行政第一課では、うって変わって法律やルールの世界です。最初は言葉が分からなくて…
この記事は有料記事です。
残り589文字(全文871文字)