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今年のドラマ界 女性活躍とおっさん特需=碓井広義

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 今年のドラマ界を振り返ってみたい。まず1月期、親子や家族の本質を問いかけた、坂元裕二脚本の「anone」(日本テレビ系)が目を引いた。だが、「アンナチュラル」(TBS系)の衝撃には及ばない。もの言わぬ遺体を起点に事件の真相へとたどり着くプロセスだけでなく、非日常的に思える「不自然な死」の中に人間の日常に潜む怒りや悲しみを描き出す、野木亜紀子のオリジナル脚本が秀逸だったのだ。

 次に4月期というだけでなく、今年最大の話題作となったのが徳尾浩司脚本「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)だ。女性にモテない33歳の男(田中圭)が、55歳の上司(吉田鋼太郎)と25歳の後輩(林遣都)から求愛されてしまう。同性間恋愛と男たちの“可愛げ”を正面から描いて新鮮だった。

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