消えぬ衝撃

ブラックアウト余波/下 再エネ基盤の充実を 大半が北電送電網頼り /北海道

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

地震後風車動かず

 稚内市は年間平均風速7メートルで、84基の風車で市内の電力需要の1・2倍にあたる10万6335キロワットが発電可能な風力発電の街だが、9月の胆振東部地震後は風車が止まったままの状況が続いた。「巨大な風車が並びながら、なぜ停電の時に止まっているのかと怒る市民感情は理解できるが、札幌で北電が一括制御する現状では難しい」。市担当者は肩を落とす。

 風車の制御装置を動かす北電の電力が止まり、安全装置が働いて停止した。再稼働に必要な電力も確保できず、運転再開は早くて地震の3日後だった。送電網などの基盤は北電に頼るため、非常時の「限界」を露呈した形だ。

この記事は有料記事です。

残り1360文字(全文1641文字)

あわせて読みたい

ニュース特集