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ストーリー

就労促進へ70歳奔走(その1) 社会支える障害者を

竹中ナミさんが優しく抱き「アニメ・ドラえもん」の歌を口ずさむと「重症心身」障害を持つ長女麻紀さんは笑顔を見せた=神戸市東灘区で、梅田麻衣子撮影

 「チャレンジド(障害者)の雇用・就労促進について、相談に乗ってもらえませんか」。10月4日、一本のメールが、神戸と東京に事務所を置く社会福祉法人「プロップ・ステーション」理事長、竹中ナミさん(70)の元に届いた。自民党総務会長に就任した加藤勝信・衆院議員からだった。

 今夏に中央省庁などで障害者の法定雇用率を水増ししていたことが判明し、制度が揺らいでいた。渦中に厚生労働相の職を離れ、与党幹部として問題に取り組むことになった加藤氏が、1億総活躍担当相時代から懇意にする竹中さんに助言を求めたのだ。

 神戸に暮らす彼女は同12日、東京・永田町に飛んでいった。「雇用率だけではあかん。チャレンジドが誇りを持てるような、多様な働き方のできる制度を新しく生み出さんと」。重度障害の起業家の例を挙げながら関西弁で発破をかけると、加藤氏はうなずいた。

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