奄美中1自殺 父無念「担任が話聞いてくれれば」 生徒、作文で「生きることに感謝」

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サッカー部でゴールキーパーとしてプレーしていた男子生徒のスパイクとグローブ。生徒は亡くなる前日にも試合に出場していた=鹿児島県奄美市で樋口岳大撮影
サッカー部でゴールキーパーとしてプレーしていた男子生徒のスパイクとグローブ。生徒は亡くなる前日にも試合に出場していた=鹿児島県奄美市で樋口岳大撮影

 「担任が、息子や同級生たちの話をしっかり聞いてさえいれば、息子は死なずに済んだ」。死亡した男子生徒の父は、遺影の前で無念を語った。

 男子生徒は真面目で責任感が強く、勉強熱心で成績も良かった。小学1年からサッカーを始め、中学のサッカー部ではたった1人のゴールキーパーとしてチームを支えた。亡くなる前日もいつも通り試合に出場していた。残されたグローブは、繰り返しシュートを受けて擦り切れ、大きな穴がいくつも開いている。家族は仲が良く、生徒は学校での出来事をよく話していた。

 男子生徒が亡くなる約2カ月前の2015年9月15日にも、11月2日に欠席した同級生が授業後に泣きだしたことがあった。報告書によると、担任は「嫌なことがあったら話すように」と言い、同級生は生徒10人の名前と行為を挙げた。その中に「消しゴムのかすを投げる」と男子生徒の名前が挙がり、担任は生徒を指導した。

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