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ヒーロー・ワールドチャレンジ

タイガー・ウッズの2018年の戦いを振り返る(PGA Tour)

情報提供:PGA Tour

WEEKLY TOUR REPORT Vol.138

復活を遂げたタイガー・ウッズの1年を振り返る Photo by Christian Petersen/Getty Images

 タイガー・ウッズ(アメリカ)が、2018年の戦いを終えた。

 今年最後の試合は、ウッズのファウンデーションが主催するヒーロー・ワールドチャレンジ(11月29日~12月2日/バハマ)。18名の招待選手だけが出場できる“エリート大会”において、通算1アンダー、17位という成績に終わった。

 世界ランキングの上位選手ばかりが集結しているとはいえ、その成績からは、久しぶりにフルシーズンを戦い抜いたこの1年のプレーで、エネルギーを使い果たした様子がうかがえた。

 それでも、松山英樹と同組だった最終日、前半は「40」と崩れたものの、後半は4つのバーディーを奪って猛チャージ。最後までファンを楽しませるプレーぶりはさすがだった。

「今年のプレーがやっと終わった。本当に素晴らしい1年だった」

 大会後、ウッズはしみじみとそう語った。そして、充実した笑みを浮かべてこの1年を振り返った。

「今年初めに自分がいた位置を考えると、この1年は本当によくやったと思う。ようやくすべてのプレーが終わって、ゆっくりとこの1年の成果を楽しむことができる」

 2017-2018年シーズン、プレーオフ最終戦のツアー選手権(9月)で歴史的な復活優勝を遂げたウッズ。実は彼自身、この勝利よりもずっと以前に、自らの復活を確信していたという。

復帰後4試合目のバルスパー選手権では優勝争いに加わった Photo by Sam Greenwood/Getty Images

 フロリダ州タンパで行なわれた3月のバルスパー選手権で優勝争いに加わったときだ。そこで、ウッズは「必ずまた勝てる」という手応えをつかんでいた。

 ただ一方で、まだ復帰して4戦目のこと。ウッズとしては、「これからも、コンスタントに試合に出場して戦えるのか?」という不安を抱えていた。「それはまた、別次元の問題だった」とウッズは言う。

 しかし結局、ウッズはその不安も払拭した。ツアーで戦う技術面に限らず、体力面での“復活”も果たし、彼は今年、19試合に参戦。最後の大一番で頂点に立った。

 振り返れば、ウッズがこれだけ多くの大会に出場したのは、2013年の18試合以来、5年ぶりのことだった。ウッズが語る。

「WGC(世界選手権シリーズ)の出場権も得たかったから、出場試合がどんどん増えてしまった。プレーオフも、最後の4戦目まで出場できるかどうか、誰にもわからないことだった。そういう意味でも、今年はよくやったと思う。

 こうして、今年は出場試合数が増えてしまったけど、来年は今年のようにたくさんの試合に出ることはないだろう。これから、じっくりと来年のスケジュールを考えたい」

全英オープン6位という結果は、ウッズがまだメジャー大会優勝を狙えることを多くのファンにしらしめた Photo by Sam Greenwood/Getty Images

 ウッズのこの1年を改めて振り返ると、昨年12月、世界ランキングは1199位だった。そのため、今年序盤のWGCの出場はなかった。

 その後、4月のマスターズを32位で終えた時点で、世界ランキングは88位まで浮上。ランキングが急降下した2015年以来、およそ3年ぶりに100位以内に返り咲いた。

 さらに、7月の全英オープンで6位となると、世界ランキングはついに50位以内へ。目標としていたWGCの出場権を得て、8月のWGCブリヂストン招待に出場した。

 以降も奮闘を続けたウッズ。全米プロ選手権では、最後まで優勝争いを演じて2位でフィニッシュ。プレーオフ4戦もすべての試合に出場し、最終戦のツアー選手権でツアー5年ぶり、通算80勝目を挙げた。

 その結果、世界ランキングは13位に。わずか9カ月で、1186位もランクアップしたのだ。

ウッズはもうじき43歳の誕生日を迎える Photo by Mike Ehrmann/Getty Images

 ヒーロー・ワールドチャレンジを終えたウッズは、すぐさまオーストラリアへと飛んだ。これは、2年に1度開催される米国選抜と世界選抜によるチーム対抗戦、プレジデンツカップ(2019年12月12日~15日/メルボルン)のプローモーションのため。ウッズは米国選抜のキャプテンを務めることになっている。

 久々の長距離移動ゆえ、腰への負担が心配されるが、週末にはフロリダの自宅に戻って、その後はオフに入るという。

「今年は出場試合数に対して、体力的な準備ができていなかった。来年は試合数の調整が必要だし、(その試合数をきちんとこなすためにも)しっかりとトレーニングをしなければならない」

 そう語るウッズ。12月30日には、43歳の誕生日を迎える。オフには、まずはゆっくりと体を休めることを優先するだろう。

 それでも、しばらくして来季に向けて始動。精力的にトレーニングをこなしていくに違いない。また、このオフの間には、クラブの変更も予定しているそうだ。

2014年3月9日以来の世界1位に返り咲けるか Photo by Christian Petersen/Getty Images

 さて、そんなウッズの来季のスケジュールだが、どのように組まれるのだろうか。

 大方の予想では、年明け初戦となるのは、得意コースのひとつであるトーリーパインズGCで行なわれるファーマーズインシュランス(1月24日~27日/カリフォルニア州)とされている。

 以降、メジャーを中心にスケジュールが組まれると見られている。無論、そのなかで目標となるのは、メジャー勝利。そこで、改めて“完全復活”をアピールしたいところだ。

 そのチャンスは十分にある。4月のマスターズはもちろん、5月の全米プロも過去に勝利を挙げているニューヨーク州のベスページGCで行なわれる。さらに、6月の全米オープンも得意のペブルビーチGCで開催される。

 ウッズが最後の世界1位だったのは、2014年3月9日。来年、再びその座に返り咲くことは、決して夢ではない――そう、ファンが期待を抱くだけの姿を今年、ウッズは確かに見せてくれた。


情報提供:PGA Tour

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