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革新機構総退陣、識者の見方は 早稲田大学・松田修一名誉教授/明治大学公共政策大学院・田中秀明教授

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相応の成功報酬、妥当 早稲田大学(ベンチャー企業経営論)松田修一名誉教授

 今後の産業構造の大転換に備え、日本はベンチャー投資を通じて新産業育成と既存事業の新陳代謝を同時に行わなければならない。そのためには投資先の目利き力のあるプロ人材とリスクマネー(リスクを辞さない投資資金)の確保が不可欠だ。産業革新投資機構(JIC)はその中核を担うことを期待されただけに、民間出身取締役らの辞任でこうした流れが遅れることを危惧している。

 日本では残念ながら、銀行中心の金融システムが続き、ベンチャー投資のプロが育っておらず、1800兆円と言われる民間の個人金融資産が有効活用されていない状況だ。高齢化が進む中、国の富をどう運用して増やしていくかを真剣に考える必要がある。長期的な視野に立って大型案件にリスクマネーを投じ、同時に人材を育てる仕組み作りが急務になっている。

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