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北海道地震

厚真特産、スイーツ勝負 ハスカップ、地震被害で減産 農家「仲間の励みに」 都内で販売

ハスカップを使ったスムージーやソフトクリームを販売する山口さん=東京都台東区の松坂屋上野店で、尾崎修二撮影

 9月の北海道胆振(いぶり)東部地震で最大震度7を記録した厚真町の農家が、町特産の果実ハスカップをPRする活動を各地で行っている。12日には地震後初めて、ハスカップを使ったスイーツを東京都内で販売。作付面積日本一を誇る町の畑は大きな被害を受けたが、「今がブランド化に向けた正念場」と意気込んでいる。

     松坂屋上野店(東京都台東区)の北海道物産展会場。「日本一のハスカップのまち」と書かれたブースで、農家の山口善紀さん(47)がスムージーやソフトクリームを販売していた。21日まで出店し、来場客は「甘酸っぱくておいしい」と味わっていた。

     ハスカップはシベリア原産の低木で、初夏に紫の甘酸っぱい実を付ける。同町周辺の原野に群生していたが、近年は高い栄養価が注目され、今では農家400戸中100戸が栽培。町一丸でブランド化を進めていた。

     地震では作付面積の4分の1にあたる約8ヘクタール、1万2000本の果樹が土砂に埋まった。命を落とした農家もいた。廃業や規模縮小を考える生産者も出ている。町によると、被災果樹の約3割で栽培の再開が未定という。

     山口さんも果樹5000本の1割に被害が出た。それでも直後から道内の物産展やイベント会場に出向いて奔走し、今回の出店にこぎつけた。

     5年前に都内の北海道フェアに出展した時、知名度の低かったハスカップはあまり売れず、悔しい思いをした。「今度こそ厚真のハスカップを大勢に食べてもらい、栽培を続けるか迷っている仲間の励みになれば」【尾崎修二】

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