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「日本一」の闇市、活写 法外な饅頭、三宮ジャンジャン市場…浮かぶ混乱期 神戸の研究者 /兵庫

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GHQ占領期の神戸の展示を企画監修した村上しほりさん。左は写真提供で研究に協力した衣川太一さん=神戸市中央区のKIITOで、木田智佳子撮影
GHQ占領期の神戸の展示を企画監修した村上しほりさん。左は写真提供で研究に協力した衣川太一さん=神戸市中央区のKIITOで、木田智佳子撮影

 神戸市在住の都市史・建築史研究者、村上しほりさん(31)が「神戸 闇市からの復興 占領下にせめぎあう都市空間」(慶應義塾大学出版会)を出版した。終戦直後の史料や新聞などを丹念に調べ、混乱期を懸命に生き抜いた神戸の人たちの姿が鮮やかに浮かび上がる力作だ。神戸市中央区の「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(KIITO)では、村上さんが企画監修した展示「“KOBE”を語る GHQと神戸のまち」も開催されている。【木田智佳子】

 戦後の一時期、空襲で焼け野原となった三宮から元町にかけての一帯は、鉄道の高架下や駅前に「日本一」と称された闇市があった。本書は成り立ちや移り変わりを駐留していたGHQ(連合国軍総司令部)や行政の動きと絡めて検証している。

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