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多系統萎縮症の疑い 治療は=答える人・岩田淳講師(東大病院・神経内科)

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岩田淳(あつし)講師
岩田淳(あつし)講師

 ◆岩田淳(あつし)講師

 Q 多系統萎縮症の疑い 治療は

 手作業がしづらくなり、多系統萎縮症の疑いと言われました。パーキンソン病薬を1日2錠服用していますが、3~4時間しか効きません。(山口県、女性、44歳)

 A 投薬増量や運動に効果

 多系統萎縮症は、脳の神経細胞が変性して起こる難病で、進行すると車いすや介助が必要になります。手足がこわばって細かい作業ができなくなったり、姿勢を保てず転倒しやすくなったりするなど、パーキンソン病と似た症状を示すものもあります。頭部MRI(磁気共鳴画像化装置)などで検査をしても、若い人や初期の段階では異常を示さないこともあり、二つの病気は鑑別が困難です。

 相談者の場合、40代と若く、パーキンソン病の症状改善薬が短い時間でも効いているようです。睡眠中の呼吸障害など、多系統萎縮症の初期に見られる症状もないことから、パーキンソン病の可能性も十分あると考えられます。問題は服薬量が1日2錠と少ないことです。どちらの病気かはっきりしなくても、最大用量を処方するのが最も良いと私は考えており、1日6錠ほどまで出して効果をみます。

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