東日本大震災

思いっきり遊びたい 岩手・陸前高田に遊び場 津波で環境激変、兵庫出身の女子大学院生奮闘

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 東日本大震災から7年9カ月。津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市では、復興工事が進む一方で、今も一部の小学校のグラウンドに仮設住宅が建ち並び、子どもがかつて道草した道路は大きな工事車両が行き来する。「子どもたちがのびのびと遊べる環境を作りたい」。お茶の水女子大大学院で発達臨床心理学を学ぶ宮本妃菜(ひな)さん(25)=兵庫県宝塚市出身=は地域の人々と協力し、遊び場を作る活動を進めている。【三瓶杜萌】

 大きな梅の木の枝につるしたブランコや、丘の斜面を利用したロープのぼり……。陸前高田市小友町の空き地に今春、宮本さんが中心となって作った遊び場「坂ノ下ひみつきち」が誕生した。

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