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34年目の真実

松橋事件/中 子の人生も狂わせ

父親に懲役13年の有罪判決を言い渡した1986年の熊本地裁判決を手にする次男賢浩さん=東京都内で2017年11月、平川昌範撮影

 「松橋(まつばせ)事件」で人生を狂わされたのは、逮捕から34年目でようやく再審開始が決まった宮田浩喜(こうき)さん(85)だけではない。「殺人犯の子」となった宮田さんの2人の息子たちもまた、事件に翻弄(ほんろう)されて生きてきた。

 「無罪が出るまで、どうかおやじを生かしてやってくれ」。2人のうち弟の賢浩(まさひろ)さん(60)はいま、東京都内の自宅で毎日、母親の遺影の前で線香を上げ、認知症を患う父親の存命中に無罪判決が言い渡されるよう祈っている。母親の遺影の隣には再審を願い続けながら、再審開始決定を知ることなく昨年9月に61歳で急死した兄貴浩さんの遺影も並ぶ。

 事件が起きたのは1985年1月、弟の賢浩さんが高校を卒業して上京した後だった。旧松橋町は熊本県中部…

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