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「英国を団結させ再出発する使命ある」続投決まりメイ首相

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続投が決まり、英首相官邸前で報道陣に話すメイ首相=ロンドンで12日、ロイターBritain's Prime Minister Theresa May speaks outside 10 Downing Street after a confidence vote by Conservative Party Members of Parliament (MPs), in London, Britain December 12, 2018. REUTERS/Henry Nicholls

 【ロンドン矢野純一】英国の与党・保守党は12日夜、党首で首相のメイ氏に対する不信任投票を行い、反対多数でメイ氏の党首と首相の続投が決まった。不信任は117票、不信任への反対は200票だった。続投にはなったものの、メイ氏の政権基盤が脆弱(ぜいじゃく)なことが逆に明確になり、欧州連合(EU)からの離脱合意案の議会での承認は、なお困難な状況だ。

     メイ氏は投票後、首相官邸前で「不信任票を投じた議員の声にも耳を傾ける。英国を団結させて再出発する使命がある」と述べた。投票前には、保守党議員に対し、「2022年の総選挙には新しい首相が必要だということを理解した」と述べ、離脱に道筋を付けた後に首相の座を退く意向を明らかにした。

     100人以上が不信任に回った事実は、党内でのメイ氏の求心力急落の現実を突きつけた。不信任票を投じた議員は、英領北アイルランドの国境管理を巡り「離脱合意案の内容では、EUから主権を取り戻せない」とする離脱強硬派が中心だ。不信任投票を主導した離脱強硬派のリースモグ議員は「ひどい結果で首相は議会を運営できない。支持を得ていないのが明らかになった」と述べ、首相へ辞任を促した。

     メイ氏はブリュッセルで13日から開かれるEU首脳会議で、EU側から譲歩を引き出したい意向だ。EU側から保守党内を納得させる具体策を得ることができなければ、来年1月21日までに行う予定の合意案の議会採決で、与党議員から多くの反対議員が出るのは確実な情勢だ。

     離脱強硬派の議員に、メイ氏が下院で11日に予定していた合意案採決を直前に延期したことに不満を持つ残留派の議員も加わり、不信任投票の実施が決まった。投票直前に無所属となっていた元保守党所属議員2人も投票に参加した。

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