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1年前の花園は課題の残る初戦敗退だった。昨年12月の全国高校ラグビーフットボール大会1回戦で、和歌山工は郡山北工(福島)に14-22で惜敗した。自慢のFW陣を武器に県勢初の3回戦進出を目指していただけに3年生を中心にショックは大きく、試合後ぼうぜんとする姿もあった。
下級生もまた後悔の念に駆られていた。「3年生に頼り切り、プレーに積極性を欠いてしまった--」
当時の1、2年生は途中出場も含めて5選手が出場。当時2年生だった森本聖也選手(3年)は「試合中、自分の前に相手DFの隙間(すきま)ができたのに、声に出して伝えることができなかった」と振り返る。当時1年の辻岡優希選手(2年)も、ボールを持った先輩選手のフォローで頭がいっぱいだったといい、「自分がボールを奪いに行くことまで十分意識できていなかった」と省みた。
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