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「ファーウェイ」米中応酬 カナダ絡め「人質外交」

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保釈されたファーウェイの孟晩舟CFO=カナダ西部バンクーバーで12日=AP
保釈されたファーウェイの孟晩舟CFO=カナダ西部バンクーバーで12日=AP

 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)が米国の要請を受けたカナダ当局に拘束されると、中国政府はカナダ人2人を拘束するなど、米中関係が緊迫の度合いを増している。全面対決を避けようとする動きもあるが、貿易や先端技術をめぐる両国の覇権争いに着地点は見えない。

カナダ人2人目、中国当局が拘束

 「また1人!カナダ人が捕まった」。13日、中国メディアに挑発的な見出しが躍った。中国を拠点に、北朝鮮との交流事業を手がけるカナダ国籍のマイケル・スパバ氏が10日、遼寧省丹東市の当局から「国家の安全に危害を与える行為の疑い」で拘束されていることが明らかになった。中国によるカナダ人拘束は、休職中の外交官、マイケル・コブリグ氏に続き2人目。いずれも国家安全部門による捜査であり、スパイ容疑をかけられたことを意味する。

 事実上の「人質外交」を辞さない中国の強硬姿勢が、事態の行方を一層不透明にしている。中国外務省の陸慷(りくこう)報道局長は13日の定例記者会見で2人の拘束を公式に認めたうえで、カナダへの報復との見方に「カナダの誤ったやり方に対する中国の立場は既に表明した。カナダ人2人への強制措置は法と規則に基づく行動だ」と述べるだけだった。

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