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経済観測

貿易戦争ではなく、覇権戦争=インターネットイニシアティブ会長・鈴木幸一

 「情報通信のプラットフォームを牛耳ることで、21世紀の米国は世界の覇権を取り戻すことができる」。1970年代から80年代に出席した会合ではよくそんな議論がされていた。ベトナム戦争後の厳しい時代の米国である。

 当時は日米貿易摩擦で厳しい交渉が続いていた。非関税障壁をはじめ、産・官・学が一体となった日本の産業政策に対し、米国は徹底した解体を狙っていた。思惑通り、わが国の産業競争力の鍵であった三位一体は解体し、その後は再び構築しようという議論はないようだ。

 現在では中国に対し、華為技術(ファーウェイ)の機器に対する厳しい規制、孟晩舟・最高財務責任者(CFO)の拘束など、米ソの冷戦期を思わせる強い姿勢である。10月4日のペンス米副大統領の演説は、新技術の革新で中国が覇権を握ろうという「中国製造2025」政策について、米国の知的財産を官民一体となって奪い取ろうという試みだと批判している。

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