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ニッポンの食卓

食育の推進がいわれる一方、偏った栄養、朝食離れ、貧困など子どもを取り巻く食の現状は複雑化している。育ちの現場の今を報告する。

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ニッポンの食卓

第5部 未来へ/2 日本食求め世界から

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インバウンド向けツアーの料理教室で酢飯を作る外国人観光客=東京都千代田区で、内藤絵美撮影
インバウンド向けツアーの料理教室で酢飯を作る外国人観光客=東京都千代田区で、内藤絵美撮影

 ●料理体験が好評

 卵焼き器に溶き卵を加え、半熟になったら手前に巻く。慣れない菜箸を使って繰り返すと、ふっくらした卵焼きができあがった。米国から来た5人が歓声を上げる。「グレート!」

 11月下旬、東京・丸の内の料理スタジオ。築地場外市場を1時間半かけて見学したインバウンド(訪日外国人客)の2組が、プロ講師に和食作りを教わっていた。昆布とカツオ節でだしを取ったみそ汁、巻きずしと手まりずし作りにも挑戦。酢飯をうちわであおぎ、光り輝くお米に見入っていた。

 アイルランド出身のティム・マクドナルドさん(27)は「ものを買うよりもいい経験。帰国後も自分で作ってみたい」と満足そう。米ロサンゼルスのIT企業勤務で、友人3人と11日間の日程で来日した。「評判のいい日本の食を味わいたくて。特にトロとギョーザがベリーグッドだよ」

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